いきいきブログについて
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味の素(株)通信販売の販売管理を担当。
4世代8人の大家族で賑やかな毎日を送っている。甘いもの好きで、甘味処を見つけるとつい立寄ってしまう。

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味の素株式会社
健康対談

第3日

高血圧と低血圧


高橋顧問似顔絵

タカハシ
ドクッ・ドクッ消えた時の、カフにかかっていた圧が
最低血圧を表す。
それは何故なぜでしょう?でしたね。

カネコ
外から血管にかける圧力が、
最低血圧、あるいはそれ以下になれば、
血管は自由に拡がって、
それで脈拍が感じられなくなるんじゃありませんか?

タカハシ
いいですね、いいですね!
実は、「ドクッ・ドクッ」は、発見者の名前をとって、
「コトロフ音」という立派な名前が付いています。
圧力をかけられた部分の動脈内では、
血管が狭められ、血流が乱れて、乱流が起こり、
それが聴診器で聴けるんですよ。
だから、カフの圧力を徐々に下げて行って、
ちょうど音が聞こえなくなった圧力が、

「最低血圧」つまり「下の血圧」になるわけです。

カネコ

こんな話になっちゃったのは(笑)、
中膜肥厚で「下の血圧が上がる」が、
事の始まりですよね?

タカハシ

そう言えば、そうですね(笑)。
「内膜肥厚では上の血圧が上がって、
下はあまり上がらない」と言ったことと、
一緒に考えて行きましょう。

カネコ
上の血圧、下の血圧って言いますが、
それが何で動くのかが分かるんですか?

タカハシ
中膜肥厚は筋層が厚くなって、
細い動脈の内腔が狭くなりますから、
血管系全体の容積は減りますね。
容積が減れば、その分血管を押し広げないと
同じ量の血液は収容出来ないわけですから・・・・・、

カネコ
圧力が増し、それが「最低血圧が上がる」ということですね!

タカハシ
いや〜、その通りですよ!

その調子で、残った内膜肥厚の方ですが
これが普通の動脈硬化で、
アテローム性動脈硬化といいます。
心臓に近い太い動脈の内膜が不規則に肥厚します。

カネコ
何故肥厚するのですか?

タカハシ

その説明をしだすと果てしが無いので、
例えば、余分なコレステロールを取り込んだ
免疫細胞の一種が、内膜に住み着いて・・・・、
そんな感じで勘弁してくれますか?(笑)

カネコ
とりあえず、我慢します(笑)。
内膜肥厚は上の血圧を上げる。そうでしたね?

タカハシ
ちなみに、インターネットで、
「アテローム性動脈硬化」を検索すると、
いろいろな視点からの解説が満載ですよ。

さて、心臓に近い動脈の一部がせばまって、
血液が通りにくい部分ができる。
通りにくい部分が、一箇所でもできれば、
そこを越えて、決まった量の血液を全身に
送るためには、最高血圧を上げる必要が
ありますね。

カネコ

仮に最高血圧が上がらなければどうなります?

タカハシ
スバラシイ疑問ですね!(笑)
確かに、血液は身体を巡り続けますが、
その部分で流れが妨げられ、全体として
血流が遅くなります。
いわば、「血の巡り」が悪くなるはずです。
でも身体は、むしろ血圧を上げて血の巡りを
保とうとするのです。

カネコ
血の巡りの悪くなるのを我慢するか、
多少のリスクがあっても血圧を上げるかのチョイスなのですね。

タカハシ
実は、血の巡りが悪くなると、身体の色々な部分から、
「酸素が足りない」という情報を脳に伝える仕組みが
あります。

ところが、
「脳の血管の一部が弱っていて、血圧を上げると破れるよ」
そんな情報を伝える的確な手段は無いんですよ。

カネコ
なるほどぉ〜!
情報伝達手段がないために「血の巡り」が優先されて、
血圧はそのために上がって行ってしまうんですね。

タカハシ
あらゆる身体の働きにはエネルギーが必要です。
私たちがエネルギーを得る唯一の方法は、
食物から摂った有機物を酸素で酸化することです
から、酸素を全身に届けることは、最優先課題なんです。

カネコ
酸素を届けるために血圧を上げる。
だから、どんな人も年齢と共に血圧が上がっていくんですね。

タカハシ
そうですね。
逆に言えば、中膜肥厚も、内膜肥厚も全く起こらず、
つまり、動脈硬化が全くなく、
さらに、血液を必要としている部位が、太って増え
たりしなければ、血圧は上がらずに済むというのが理屈です。

カネコ
内膜肥厚を防ぐためには、
食べ物に気を付ける必要があるんでしょう?

タカハシ
食物中のコレステロールなど、色々語られていますね。
今回は、「病気の予防」という観点より、
「そもそも血圧って何?」、そんな話をしたかったので、
もし、興味があれば別の機会にやりましょう。

カネコ
分かりましたが、一つだけ(笑)
「血圧を下げる」ってしますね?
「血の巡り」が悪くなったらタイヘンじゃないんですか?

タカハシ
いいところに気が付きましたね!
血圧を下げるのは、最初の方でも言いましたが、
脳出血などを防ぐための大変効果的な治療法ですね。

心臓の収縮する力を弱めて血圧を下げれば、
心配するような懸念がありますが、
普通は、「血液の量を減らす」ことで、
血圧を下げることが行われています。

これまでの話で、
「血液量が減れば血圧が下がる」は判ってくれますよね(笑)

カネコ
かろうじて(笑)

タカハシ
付け加えますが、
医学的には、同じ「高血圧」にも色々な原因が
あり、それに応じて適切に薬は使い分けられているんですよ。

カネコ
なるほどぉ〜
ところで、「血液の量を減らす」?
そんなことが簡単に出来るんですか?

タカハシ

カネコサンが始めた「一つだけ」が、尾を引きますねぇ〜(笑)

血液中の塩分を減らすと、
「塩分が引き寄せていた水」が減り、
それで血液の量が減らせるんですよ。
腎臓の働きで、そのようなことが起こせる薬が
使われています。
食塩の摂取量を減らすように言われているのも、
同じ理屈です。

カネコ
なるほど・・・とは言いましたが、ブログにアップした
時点で、もう一度読み返してみま〜す(笑)。

最後にお約束の低血圧を(笑)。

タカハシ
そうでしたね。
一般に最高血圧が100mmHg以下の人を
言いますね。

低血圧であること自体も気になるでしょうし、
朝起きるのがとてもつらいなどの現実の問題も
あるでしょう。

特別な原因が有って低血圧症が起きている場合は、
その原因を取り除く治療を、当然ですが受けるべき
です。

カネコ
特別な原因が無い低血圧症があるんですか?

タカハシ
中膜肥厚による「本態性高血圧」と同じように、
「本態性低血圧」といって、
特に原因が明らかでないものの方がずっと多いと思います。

カネコ

その本態性低血圧ですが、
低血圧になるのは、それなりに良いことがあるからでしょう?
それは何なんですか?

タカハシ
私の語り口がうつっちゃいましたね(笑)

一言で言えば、血圧が低くても、
全身に必要な血液が十分巡っているのであれば、
心臓への負担は少ないし、脳出血などのリスクは
減るし、最高の状態ですね。
実際、遺伝性が強く、しかも長寿が多いと言われています。

カネコ
それじゃ、人類は皆そうなればいいじゃないですか!

タカハシ
痛いところを突かれましたね()
ここで止めるわけにはいかなくなりましたよ(笑)。

カネコ
今回は3日で終わりですよ(笑)

タカハシ
カネコさんの「人類全体が低血圧でない」との指摘は、
とても重要で、感心しました!

人は、若いときに人一倍元気活発に過ごせれば、
次世代を残せる可能性が増えますね、
たとえ年取った時に、脳出血で死んでしまったとしても。
血圧がある程度高く、脳にも、筋肉にも、
十分に血液が巡り、十分な酸素が供給されている状態です。

他方、低血圧だからといって一概に不活発というより、
「多少血圧が低くても、上手に血液の分配をやり繰りして」と。
本態性低血圧とは、そんな状態だと思いますが、
それはそれなりの一つの生き様でもありますから、
一つの遺伝的背景を持ったポピュレーションとして、
存在し続けていてもおかしくはないですね。

カネコ
脳血管疾患、心臓疾患のリスクが上がっても
血圧を高くするのと、
血圧を低く保ち、そのようなリスクを低減させるのが、
ちょうどトレードオフの関係にあるんですね!

タカハシ
少なくとも、私はそんな風に考えて納得しています。

カネコ
血圧と言っても、予想に反して(笑)、
病気とか治療の話から大分外れましたが、
今回も普段余り聞かないお話が伺えて、面白かったです。
有難うございました。

次回は、いきいきブログです。皆様、お楽しみに!