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健康対談

健康対談

第7回 血圧の話

高橋顧問似顔絵

1日目
「閉鎖血管系」??

カネコ
高橋先生、お久しぶりです。
GWはいかがお過ごしでしたか?
さて、これまで色々なお話をお聞きし、
楽しんで(!)きましたが(笑)、
今回は血圧についてお話を伺いたいのですが。

タカハシ
血圧ですか?
厄介な話にならないように気を付けなければなりませんが、
高血圧とか、低血圧とか?・・・・、
何かきっかけがあったのですか?

カネコ
血圧は健康問題として皆さん大変気にされますし、
特に女性では低血圧に悩む方も少なくありません。
でも、改めて「血圧」って何だろう?と考えると、
意外に分かったようで、分からない・・・・・。

タカハシ
高くても、低くても、確かに大きな健康問題ですね。
一昔前は、日本人の最大の死因は「脳溢血」で、
多くの人が脳の血管が破れ出血することで亡くなっていました。
現在は脳内の出血と、脳周囲の出血、
たとえば、くも膜下出血などと呼び分けますから、
脳溢血、つまり脳内出血と診断される割合は減りましたが、
「脳血管疾患」というようにまとめれば、
ガン、心臓疾患に次いで死因の第3位ですね。

カネコ
2位、3位を占める心疾患、脳血管疾患は、
いずれも血圧とか、動脈硬化とかが関係しますね?
ところで、動脈硬化によって血圧が上がるのですか?

タカハシ
ウーン・・・・、本質を衝く質問ですね!(笑)

カネコ

エッ、そうですか?(笑)

タカハシ
つまり、その質問は、「動脈硬化とは何か?」とか、
「血圧は、何処で、何を測っているのか?」
などを説明せざるを得なくなるからです。

カネコ
いきなり大変な質問をしてしまったようで(笑)・・・・。
でも、「低血圧」にも触れてもらわなくてはなりませんよ(笑)
それに、言い遅れましたが、今回は3日位で切り上げて・・・・。

タカハシ
ヤレヤレ、これは大変だ(笑)。
では、動脈硬化から始めますか。
カネコさん、「動脈」と「静脈」と「心臓」で、
短い文章を作って下さい。

カネコ
シ・ケ・ンですか?(笑)
「心臓から出た血液は、動脈を通って全身に分布し、
やがて、静脈を通って心臓へ戻ります。」

タカハシ
結構ですね。
では、動脈と静脈の間はどうなっているのでしょう?

カネコ
「毛細血管」ですか?

タカハシ
そうですね。
私たちというか、脊椎動物は「閉鎖血管系」を持ちますから、
動脈と静脈は毛細血管でつながっています。

カネコ
「閉鎖血管系」??

タカハシ
昆虫や軟体動物は「開放血管系」を持ち、
動脈から流れ出た血液は、直接細胞に達して、
その後静脈へ戻ります。
細胞は血液に浸されたような状態になり、
血液から必要な養分などを取り込み、
老廃物などを外に出しています。

カネコ
では、私たちの閉鎖血管系では、
血液がただグルグル廻っているだけなのですか?

タカハシ

いい指摘です!

もちろん「血液」は血管内に閉じ込められていますが、
血漿やリンパ球などは毛細血管壁から外に出て、
周囲の細胞や、細胞と細胞の間をうめる組織液として、
血液と細胞との間の物質の運搬などを担っています。

カネコ
元はと言えば、血漿、リンパ球、組織液などは、
血液に含まれていた成分ですね?

タカハシ
したがって、【血液が全身の細胞の働きを支えている】
という最終的な働きを考えれば、
閉鎖血管系も開放血管系とはそんなに違いません。
血管系は、個々の細胞の働きを支える
「ライフライン」とも言える不可欠なシステムです。

カネコ
では何故「閉鎖血管系」にしちゃったんですか?

タカハシ

ますます核心に触れて来ましたね!()
先ほど、「養分などを届ける」と言いましたが、
「など」の中で、酸素を届けるという重大な働きがあります。
「肺」の呼吸で得られた酸素を、全身の細胞に届ける・・・・。

カネコ
「酸素を届けて、二酸化炭素を回収する」のは、
「出」と「入り」が混じってしまう開放血管系は、
言われてみれば、苦手そうですね。

タカハシ
たとえば、昆虫の呼吸は、「気管」という、
私たちとは全く違うシステムで営まれていて、

そのへんの不都合が、かなり解消されているのですが・・・。

ヤー、次々にいい疑問が出てきますネェー(笑)
でも、一々答えていると最後まで行き着きそうもありません。

カネコ
そうです、そうです(笑)。
話を先に進めましょう。

タカハシ
サカナのエラとか、私たちの肺というように、
酸素を得る特別にまとまった装置ができたのが、
閉鎖血管系が進化した理由なのでしょう。

そう、このあたりで話をチョットまとめましょう。
血管系の本質は、毛細血管を使って、
全身の細胞に、養分や酸素を円満に届けることですね。
養分は腸から吸収したもの、肝臓で作られたものなどが主体、
酸素は、言うまでもなく肺で取り込んだものですね。

カネコ
大分ペースが上がりました(笑)。
毛細血管の大切さは分かりましたが、
もう少し、毛細血管の説明が聞けますか?

タカハシ
毛細血管の壁はとても薄く、
一層の「内皮細胞」のみで作られています。
直径は約10ミクロンしかありません。
赤血球が"オシクラ饅頭"状態でようやく通れる太さです。
毛髪は50150ミクロンですから、如何に細いのか・・・・。

カネコ
ビックリというか・・・・、
でも分かりましたよ、毛細血管にこだわっておられる理由が。
その細い、細い毛細血管を使って
全身の必要な場所近くに血液を送り届けるためには、
ある程度の血圧が必要であるとおっしゃりたいのですね。

タカハシ
多少粘り気がある液体の血液が、
最終的に細い管を通るためには、
圧力、つまり血圧が必要ですよね。

ここでもう一つ言っておきたいことがあるのですが。

カネコ
ドーゾ ご遠慮なく(笑)

タカハシ
毛細血管の中を流れる血液の量
つまり毛細血管の「血流量」を最終的に決めているのは、
動脈がだんだん枝分かれして、毛細血管につながる直前、
「細動脈」とよばれる部分なのです。
そこには、自律神経が分布しており、
平滑筋という筋肉で拡げたり、狭めたりできるんです。

体の部分、部分に分布している一群の毛細血管を
「毛細血管床(しょう)」と呼ぶのですが、
閉鎖血管系のミソは、自律神経の働きで、
個々の毛細血管床の血流量をコントロールできることなんですよ。

カネコ
たしか、「冷え」のお話で出てきましたが、
熱を放散する能力の高い、手、足の指の血流が、
特別に下がってしまうのが「冷え」でしたね?

タカハシ
とても分かりやすい例で、よく憶えていてくれました!
手や足に分布している「毛細血管床」の血流が、
自律神経のはたらきで、特に少なくなっている状態ですね。

気をよくしたところで、後は明日にしましょうか?(笑)

カネコ
大賛成です!(笑)。
「動脈硬化と血圧」の関係がまだですよ、忘れないで下さい(笑)